僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

令和の初日に自分が何をしていたか、とりあえず書いておく。

f:id:ryo_nf3000:20190501235343j:plain
 今日から始まりました、令和。

 この場合、あけましておめでとうございます…は変ですよね。テレビでは各局が年末さながらの大がかりなカウントダウン、改元の瞬間の街の様子なんかも生中継していて、平成最後の日は4月というのにまるで大晦日の雰囲気だったことは記憶に留めておこうと思います。

 僕は天邪鬼な性格なもので、「今日から令和!新しい時代の始まり!」とかアナウンサーに連呼されても別に何とも思えない。実際に令和になったからといって自分の置かれている状況に変化があるわけでもありませんから、このハッピーニューイヤー的なお祭りムードにはちょっと違和感があります。それよりも、思い入れのある平成が終わってしまった寂しさのほうが大きい。

 ブログも、令和の始まりとともに特別何かを書こうとは考えていませんでしたが、令和元年の5月1日に自分が何をしていたか、これを残しておけば後々読んだときに面白いのではと思いました。ということで、今日は僕のただの日記です。

 

「令和」と「無料」

 朝8時くらいに起きて、まずは近所のスーパーへ買い出しです。GW中も嫁さんは普段通り仕事のため、お買い物担当は休みの僕。息子と手をつないで行くスーパーはちょっと楽しい。

 スーパーのチラシにはでかでかと「令和」の2文字。とにかくあやかりたい感じが伝わってきました。いや、騙されねぇぞ。元号が新しくなったからって、俺の買うもんは変わらねぇ。そう思っていたのですが…。

 店頭には新元号・令和を記念した紅白柏餅がずらり。それも「税抜2000円以上お買い上げのお客さま先着100名に無料で配布」ときた。関西人は「無料」の2文字が最大の弱点。「無料」の前には無条件でひれ伏すしかないのです。柏餅のために慌ててお買い物。朝早く行ったおかげでギリギリ間に合いました。タダでもらった柏餅、最高に美味しかった。ただ、後でレシート見たら2000円以上でいいのに3000円くらい買い物しちゃってましたね。店の思うツボ。

定のない日の過ごし方

 今日は特に予定もなく、天気も悪かったです。嫁さんも仕事なので僕は家で息子とゴロゴロ。

 息子は買い物のために無理に早起きしたせいか、帰ってきてすぐに寝てしまったのでしばらくは僕のフリータイム。人間、突然自由を与えられると何をしていいのか分からない。

 せっかくなので昨日作ったミニプラを眺めながら、Amazonプライムで『電光超人グリッドマン』を見られるだけ見ることに。あぁ、これぞ至福のとき。

www.bokuboku12.net

 原作グリッドマン、画面からほとばしる「平成初期感」が凄い。バブルの空気がまだ少し残った感じのファッションや、「とりあえず何でも『コンピューター制御』って言っときゃ最先端!」みたいな安直さはこの時代ならではのもの。ネットの技術と文化に関しては、平成の2文字で一括りにするのをためらってしまうほど凄いスピードで進化してきたんだなと実感させられます。

 お昼からは大好きな阪神タイガース戦の試合中継。

 ここでも何かにつけて「令和」の大合唱。令和最初のプロ野球、令和最初のヒット、令和最初のホームラン、得点、三振、盗塁、失策…。選手が何かするたびに新元号の名前が出てくる奇妙な中継でした。アナウンサーも、とりあえず「れいわ」って口に出して言っとかなきゃ落ち着かない。

 ちなみに阪神は6ー2で広島に快勝。記念すべき令和初勝利!…ってあれ?なんだかんだで僕も令和を楽しんでる(笑)。

子でリュウソウチェンジ!

 たっぷり睡眠をとった息子はパワー全開。突進してくるその右手には赤いリュウソウル!

 これまでほぼウルトラマン一色だった息子のハートを鷲掴みにしているのが今年の3月から始まった『騎士竜戦隊リュウソウジャー』。恐竜モチーフの分かりやすいコンセプト、騎士竜と呼ばれるサポートメカがかっこいい。僕が子供の頃に見ていた『ジュウレンジャー』を思い出します。

www.youtube.com

 2年ぶりに復活したエンディングのダンスは、息子と毎日のように踊らされていて僕もそろそろ振りを覚えてきた。でもこれ、実際に踊ってみると大人でも案外楽しくて。家の中の狭いスペースでも踊れるような振り付けになっているのはさすがです。

 思えば、スーパー戦隊シリーズは昭和~平成~令和と時代をまたいで途切れずに続いているからか、頭に元号がつくことってあまりないですね。30歳の僕が子供の頃に見ていたシリーズが今も続いていて、それに息子がまたハマっているなんてよく考えてみれば凄い話です。

 息子と無限リュウソウチェンジしているうちに、そろそろ夕方。あとは仕事から帰ってきた嫁さんと3人で晩ご飯を食べて、お風呂に入ってからテレビでも見ていれば今日という日はあっという間に終わる。お祭りムードからだんだん日常へ戻っていきます。

 令和の初日。せっかく記念の日だし、いつも以上に「いい1日を過ごそう」と自然に思えたのは良かったかも。自粛は自粛で体験してみたかった気持ちはまだ捨てきれないのですが。あと、何かにつけて元号というものをこんなに意識したことも今まで無かったですね。忘れられない1日、というほどでもないけど、いい令和のはじまりを過ごすことが出来たと思います。