僕が僕であること(仮)

ジードとルーブが大好きな4歳の息子とのウルトラ備忘録です。

~ウルトラマンになりたい!~「ごっこ遊び」とニュージェネレーションヒーローズ

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 息子を見ていると自分が子供だった頃のことをよく思い出します。息子が成長していくにつれて、自分に似ている部分と似ていない部分がくっきり見えてきて興味深いのですが、この間ふと思ったのは、僕はヒーローに「なりきる」、いわゆるごっこ遊びが得意ではなかったなということです。

 

「その気」になるということ

 『ジード』から現在放送中の『ルーブ』と、ウルトラにどっぷりハマっているうちの息子の遊びは、毎日のようにウルトラマンごっこです。お気に入りのジードクロー片手に、お面を被ってポーズをとる。すると僕に怪獣役をリクエストしてくるので、「ぎゃー!」と適当に鳴き声を真似してあげると全速力で突進、手足をフルに使ってありとあらゆる攻撃をしかけてきます。これが毎日の基本ルーティン(笑)。

 子供の吸収力は本当に凄まじいものがあり、例えば朝倉リクがジードへ変身する流れもなかなかに複雑な手順だと思うのですが、息子はテレビで何回か見ただけで完璧に会得。DXジードライザーを与えたときはそれこそ水を得た魚のように「ゆーごー!あいごー!」とポーズをとり、挙句にはカプセルホルダーやリクが着ているTシャツまでねだるように。その様子を見ながら、同じように特撮好きだった自分が子供の頃にはこういったごっこ遊びをあまりしていなかったことに気が付きました。

 当時の自分の心境をはっきりとは覚えていませんが、おそらく性格的に、ヒーローへの憧れよりも自分がそれになりきることへの「照れ」や「恥ずかしさ」が上回っていたのだろうと思います。今でも人前に出て何かをしたり目立つこと自体苦手なタイプですし、我を忘れて遊ぶ自分をどこか俯瞰で見てしまう癖があったのかもしれません。あまり可愛げの無い子供だったであろうことが想像出来ますね(笑)。

 そんな幼少期の記憶が微かに残っているからか、息子が「その気」になってウルトラマンになりきっている姿に、父親である僕はある意味尊敬の念すら覚えてしまう。「その気」になれるって凄いことなんです。

「ニュージェネ」の突き抜けた魅力

 近年のウルトラシリーズでは『ギンガ』のウルトライブ、『オーブ』『ジード』のフュージョン、『ルーブ』のクリスタルセレクトといった具合に変身シークエンスの手数が増えてきていますよね。初代マンの頃から基本的にはアイテムを掲げるだけで変身出来ていたウルトラマンにも、時代の波が押し寄せてきているのだなと実感させられます。また、これまでのウルトラでは意識的に排除されていた感もある変身の際の決め台詞(「光の力、お借りします!」「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」など)も、ニュージェネ以降のシリーズでは積極的に導入されていますね。じわじわと世間に広がってきたウルトラ人気の復活を考えると、その選択がシリーズにいい影響を与えたと結論づけるのは難しいことではなさそうです。

 僕が子供の頃には新作のウルトラシリーズは制作されていなかったので、再放送やレンタルビデオで過去の作品を繰り返し見ていました。リアルタイムで追いかけていた番組は東映の『忍者戦隊カクレンジャー』『重甲ビーファイター』、円谷プロの『電光超人グリッドマン』あたり。これらの作品に比べると、当時のウルトラは初めからヒーローありきではなく、毎回起こる事件そのものが物語の主役という点で少し大人向けな印象がありました。僕がヒーローに「なりきる」ごっこ遊びをあまりしていなかったのは、そういうウルトラの大人な雰囲気に惹かれて、子供なりに背伸びをしているつもりだったのかもしれません。

 ニュージェネレーションシリーズの、ちょっと真似してみたくなる変身シークエンスと個性的な決め台詞の数々。これらはまさに、ウルトラの新世代に響く大きな魅力の一つになっています。これまでの見上げる対象ではなく、自分自身がヒーローになれる時代。うちの息子がウルトラマンごっこに夢中なのは、ニュージェネシリーズの突き抜けたテイストが彼の成長の度合とぴったりハマった結果なのだと思います。そう言えば、『ギンガ』ではヒカルの友達が怪獣にライブしたりしてましたね。最初はなんじゃこりゃと思ったけど、見慣れてくると自分が怪獣になったような気分を味わえて結構好きだったなぁ(笑)。息子と子供の頃の自分を重ね合わせてみると、時代に合わせて変化しているウルトラマンの歴史を追体験しているようでちょっと楽しいです。

なんでもいいから本気で

 僕は俗に言うイクメンとかでは全然ないですし、教育についてそこまで深く考えているわけではありません。未だに自分が父親であることが信じられないくらいです。ただ息子の将来に対してこれだけは言えるということがあるとすれば、物事に本気で取り組める大人になって欲しい。なんでもいいからとにかく一度、本気でやってみて欲しいのです。それは自分が子供の頃に、何をするにも「照れ」や「恥」といった感情が先立つ性格だったことに由来しています。恥ずかしい思いをしたり周囲の人たちに笑われたとしても、本気で取り組めるもの。それを見つけて欲しい。そうすれば、少なくとも僕よりは胸を張って人生を送っていけるんじゃないかと。…ちょっと大げさ過ぎますかね(笑)。

 今は「ウルトラマンになりたい!」と本気で思っているであろう息子の「ごっこ遊び」が、そのための第一歩になったとしたら、ウルトラ好きの父親としてこれ以上幸せなことはないのですが。

 

ウルトラマンジード DXジードライザー

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ウルトラマンジード DXキングソード

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ウルトラマンジード DXジードクロー

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